小乗仏教のタイでは、人々は信仰心が厚く、とても親切です。観光地ゆえに他の都市よりは欧米化が進んでいますが、地元の人たちは概ね素朴です。ホテルではあまり見られませんが、一歩外に出ると挨拶のたびに手を合わせてお辞儀されます。タイ式の挨拶を受けると、何故かこちらも気持ちが穏やかになり、手を合わせたくなります。そんなタイ人の信仰心に触れたく、あまり観光客は行きませんが、寺院に行ってみました。下の3点の写真はプーケット最大の寺院、ワット・シャロンです。タイ式の大変美しい建物で、子供たちが楽しく寺院に来て貰う配慮でしょうか、寺院の周りには象やライオンの動物像が設置されています。平日の昼間は訪れる人も少なく、我が家が行ったときは丁度お坊さんによる集団お経の時間でした。

下の4点の写真は、シェラトン・グランデから程近い、タランの町に位置する寺院ワット・プラ・トーンです。ここでは、左下に写っているおばさんに教えて貰いながらタイ式のお参りの仕方を実践してきました。長い線香を入手して、正面でお参りした後、後方に設置されている12の仏像の中で、自分の誕生日月の仏像を見つけて金箔の薄い紙を貼り付けてます。そこで何かを祈るのでしょうか、または罪の許しを請うのでしょうか?私は、家族の健康をお願いしました。

寺院の外の鐘を鳴らしてみました。下の息子は、自分の鳴らす鐘の音に大はしゃぎでした。
寺院の前には、美術館らしき建物があり、入館してみると、昔の切子細工、磁器や陶器に混じって、古いラジオや服飾、紙幣、台所用品など、ここ100年以内の生活用品が、無造作に展示されていました。恐らくちょっと前のタイ人の生活を認知するための展示品のようで、貴重な文化財の美術館の展示とは少し趣が違います。入館は無料ですから、時間があれば1度行くことをお奨めします。美術館の横には、地元の売店があり、アイスクリームやソフトドリンクで一息つけます。
他のプーケットの寺院にも行ってみました(2004年度)。詳しくはこちら